■ ID
| 1530 |
■ 種類
| 国際学会プロシーディング |
■ タイトル
| Climatological diversity of producing places for vegetables in Japan |
■ 著者
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Yuji Masutomi
埼玉県環境科学国際センター
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■ 出版元
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■ 出版年
| 2012 |
■ 誌名・巻・号・年
| Abstract of 2012 AGU Fall Meeting, B43E-0454, 2012 |
■ 抄録・要旨
| 気候の変動(Climatic variability)は農業生産の安定性を脅かす大きな要因の一つである。また今後予想される気候変動(Climate change)は、農業生産の不安定性を増大させる可能性があると報告されている。このような中、産地や栽培品目、品種等の多様性を高めることは、気候の変動による被害を軽減する有効な対策であることが広く認識されている。そこで本研究では政府指定野菜14品目を対象に、産地の多様性に着目し、この多様性が長期的にどのように変化してきたかを調べた。産地の多様性は生物多様性指標として用いられるShannon指数を用いた。その結果、14品目中11品目において産地多様性が統計的に有意に減少していることがわかった。これは気候の変動に対する脆弱性が多くの野菜において高まっていることを示唆している。 特に多様性の減少が大きいのはタマネギとニンジンであり、これらの品目では、出荷の独占化・寡占化が進んでいることがわかった。
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